どーもペースケです。
今回はエアコン工事の時に取り付ける化粧カバーを取り付けた方が良いのか?
実際の値段はどれくらい必要なのか?
自分で用意すると得なのか?
実際の取付写真を見て頂きながらご紹介したいと思います。
化粧カバーのメリット・デメリットは?
結論から言うと化粧カバーは間違いなく取り付けた方がいいです。
たまに室外側だけ取り付けようかな?
という人がいますが、私は室内も室外も付けた方が良いと思います。
①見た目の美しさ
②耐久性
③再利用可能
このような点が挙げられますのでそれぞれ詳しくご説明しましょう
①見た目の美しさ
エアコンを買う時というのは故障して買い替える時だけではなく、家を買った時や引っ越し時など生活の節目で買う時も多いです。
そういう時は家具やカーテン、家電も新しく買って、自分好みのお部屋を作っていきますよね。
そして自分の好きなインテリアに囲まれて快適な環境が整ったと思った時に、ふとエアコンを見た時に
「エアコンの配管の所が何かイヤだ!!」
せっかく気に入ったお部屋でも取り付け方が雑だったら一気に気分も下がります。
そんな気分にならない為にも化粧カバーは必要なんです。
下の画像をみれば一目瞭然です。
テープ巻きで仕上げた場合の画像です。
家電量販店で「標準工事」と書いてる場合は基本的に下の場合になります。
こちらが化粧カバーを取り付けた場合の写真
家電量販店で「デラックス工事」と書いてる場合はこっちになります。
明らかに下の方がスッキリとしてキレイに見えます。
室外側も同様です。部屋からは見えませんがマンションでも一戸建てでも外から見える所が多いので周りの家と比べて自分だけみすぼらしく見えるのは避けたいですよね。
こちらがテープ巻き仕上げです。
取り付けた時はまだキレイに見えますが、1年経過したころには結構劣化が進みます。
こちらは化粧カバーを付けた形です。
外壁に合わせた色で取り付ける事が多いです。
費用は掛かってしまいますが、長い目で見ると化粧カバーを取り付ける事がお得なのでおススメします。
②耐久性
エアコンは本体だけでなく室内機と室外機を繋ぐ配管も年々劣化していきます。
化粧カバーはその劣化を防ぐための物でもあるんです。
先ほどの画像のテープ巻きの状態の場合、室外は風雨にさらされた場所にあるので特に劣化は早いです。
2年から3年でテープがパリパリに固まってひび割れのようになる場合があります。
その点、化粧カバーを取り付けていると配管がカバーで覆われているので次のエアコンを買い替える時まで大丈夫です。
配管は夏の冷風や冬の温風を作るためには欠かせない重要な物なので、ぜひ化粧カバーを付けて守ってあげましょう。
③再利用可能
化粧カバーの取り付けは思ってる以上に費用が掛かります。
出来ればエアコンを買い替えた時に再利用できれば配管カバー代が必要なくなるので助かりますよね。
さすがに、室外側は風雨にさらされているので新しくした方が良いとは思いますが、状況により再利用できる場合もあります。
室内側は一度取り付けると触る事もほとんどないですし、10年程度経過しても再利用できる場合が多いです。
使えるものは使った方が節約になりますので、取付に来られた職人さんに確認してみましょう。
配管カバーのデメリット
化粧カバーの取り付けには室内側と室外側と別々に費用がかかります。
外側は費用に差が出ることは少ないですが、室内側は取付方法により金額に大きく差が出る場合があります。
複雑な取り付けになればなるほど、部材の量も種類も増えるので費用がかさみます。
また、化粧カバーをしてもスマートに取り付けないと不細工な見た目になってしまいます。
せっかくお金を掛けてるので、事前に化粧カバーの施工例等を調べて職人さんにその施工例を見てもらって、キレイに取り付けてもらうようにしましょう。
良かったら複雑な施工例をいくつか載せておきますので参考にしてください。
マンションの場合は設計上このように複雑な取付になる場合があります。
室内機と室外機の距離が離れている時は複雑になる事が多いので、どういう形になるのか確認してから取付の依頼をしましょう。
慣れてない職人さんに当たると、本当にヤバい取り付け方をされる場合がありますのでご注意を。
化粧カバーの費用は?
化粧カバーの費用はお店によって違いますが、一般的な家電量販店の金額を調べてみると
1台当たり 室外側 5,000円~10,000円程度
1台当たり 室内側 15,000円~
(標準工事に上記金額が追加されます)
合計すると1台で20,000円以上必要になります。
3LDKの家の場合はエアコンの台数は全部で4台になりますので化粧カバー代だけで100,000円を超えてくる場合があります。
損をせずに配管カバーを取り付ける方法
先ほどの金額がかかるぐらいなら、化粧カバーはあきらめようかなと思う人もいると思います。
では、少しでもお得に取り付けてもらえる方法をお伝えしましょう。
①エアコン本体と同時に配管カバー費用も見積もりしてもらう。
②配管カバーの材料代を理解しておく
①エアコンと配管カバーを一緒に買う
これは家電量販店で値引き交渉をした事がある方は分かると思いますが、購入商品がまとめればまとめるだけ値引きはしやすくなります。
なのでエアコンだけの値段よりもエアコン+工事費+配管カバー代を全て合計してもらってから値引き交渉を始めるとお得に買う事が出来るという事です。
当たり前のように感じるかもしれませんが、意外とやってない方が多いです。
それはエアコンの工事費や配管カバー代は取付の場所や部屋の状況により取り付け方が様々で一定ではないので金額を出すことが難しいからです。
家電量販店などは、
「配管カバーが必要な場合は取付の当日にお部屋の状況を見て金額を出しますので職人に直接現金で払ってください。」
と言われる場合も多いです。
先ほどの例でいけば、4台で10万円以上かかってしまうと当日現金で払うのは躊躇するのが当たり前です。
そこで、工事金額を算出してもらうためにもエアコンを買いに行くときに事前に用意しておく資料が大事になります。
1.部屋の間取り図
2.室内機を取り付ける所の写真
3.室外機置場の写真
4.室外機側の配管カバーの色の指定
5.室内機の取付例の写真
6.室外機の取付例の写真
1.部屋の間取り図
間取り図は必ず持って行きましょう。
出来れば寸法が入ってれば尚分かりやすいです。
これがあるだけでかなりの情報は分かります。
一戸建てなのかマンションなのか?
室内機の取付け位置と室外機の設置場所が近いのか?
室外機の2段置き架台は必要か?
これ以外にも分かる情報はあるので図面がある方は必ず持って行きましょう。
2.室内機の取付場所の写真
写真を撮るポイントとしてはエアコンのコンセント周辺の写真があれば分かると思います。
マンションの場合は下のような感じ
配管を通す穴を必ず写真に入れるようにしてください。
一戸建ての場合は下のような感じ
コチラも同じく配管を通す穴があれば合わせて撮りましょう。
(新築の場合は穴はない場合が多いです)
窓がある場合は窓までの寸法を測っておくとベスト!
エアコンを買い替える場合は現在取り付けてあるエアコンの写真とエアコンの品番の写真を撮っておきましょう。
品番が分かれば何畳用のエアコンが今ついてるのかが分かるので、買う際の目安になります。(品番の数字部分が22→6畳用、40→14畳用、56→18畳用など)
3.室外機置場の写真
室外機置場も写真が無いと分からない情報があります。
床に置くのか
屋根に置くのか
天井から吊るすのか
二段置き架台はいるのか
このような情報が分かるので大事になってきます。
4.室外機側の配管カバーの色の指定
室外機側の配管カバーの色は全部で5色あります。
ホワイト、アイボリー、グレー、ブラウン、ブラック
この5色になるので外壁に一番近い色や、サッシの色、樋の色に合わせて色を指定しておけば分かりやすいと思います。
5. 6.室内機・室外機の取付例の写真
これは、もし自分が取付してほしい感じがある場合は、その写真を持って行けば販売スタッフの方も分かりやすいと思います。
自分の家の取付方法が複雑で分かりにくい場合は特にあった方が良いと思います。
以上です。これだけの資料が整っていれば間違いなく全ての金額は網羅出来ますので総額から値引き交渉を頑張ってください。
上手くいけば配管カバー分ぐらいの金額を値引きしてもらえるかもしれません。
配管カバーの材料代を理解しておく
損をしない為には材料がどれくらいするのか分かっておくと、提示された金額が高いか安いのか比較が出来ます。
エアコン本体は色々な場所で比較が出来ますが材料はそういう訳にはいきません。
自分で材料を用意して職人さんに取り付けてもらうだけという風にすれば、少しはお得に付ける事ができるかもしれませんが、それはさすがに断られる場合が多いと思います。
配管カバーの種類は色々あるので一例を上げてどれだけの種類の材料がいるのかご説明しましょう。
マンションの場合の一般的な取付例が下記のような形になります。
この場合に必要な材料は
まずは下記の直管スリムダクトが配管カバーになる部分です。
1本(2m)あれば室内分はまかなえます。
上のスリムダクトの角の部分に必要な部材が3種類必要です。
下の商品は壁に空いてる穴を隠すカバーです。
下の商品は平面の壁で90度に曲げる部分に使う材料です。
下の商品は壁の出隅に使う部分です。
下の商品は壁の入隅に使う商品です。
以上が室内側に必要な配管カバーの材料です。
室内側の材料費だけでも5,000円程度かかります。
次は室外側のカバーです。
先ほどの室内機の外側は下のような形が一般的です。
まずは配管を隠すカバーがこれです。
写真の一番上の配管が出てくる穴を隠すための材料がこちらです。
取り付けるエアコンが自動お掃除機能付きでホコリを外に出すタイプのエアコン(主にパナソニックのX、EXシリーズ)の方の場合はこちらになります。
その下の換気口を避けるために使う45度に曲がってる部材です。
これが室外機の一般的な取付に使う部材の種類になります。
室外部分の材料費は2,000円程度です。
室内と室外の材料費を合わせると7,000円程度になります
この部材の金額に職人の手間代がプラスされるわけです。
これを見ておくとある程度の相場は分かってくると思います。
まとめ
エアコンの配管カバーが必要かどうか細かく説明しましたが、予算に余裕があれば取付されることをおすすめします。
見た目だけでなく配管等の劣化スピードを抑えることが出来、結果エアコンの寿命が伸びることが考えられるからです。
ただ、どうしてもコストは割高になってしまいますので、取付時に職人さんに見積もりしてもらうのではなく、事前にお部屋を見てもらったり、資料を持って行って見積もりしてもらうようにしましょう。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
エアコンは春と秋に試運転を
エアコンは故障すると命にもかかわる恐れもあるとても大事な物のひとつです。
真夏や真冬に故障をしてしまうとメーカーの修理も混雑して数週間待たされる事もあるので春や秋に試し運転しておきましょう。
・冷房や暖房はちゃんと効くかどうか?
・そもそも動くのかどうか?
・結露などがしてないかどうか?
もし、調子が悪いようでしたら早めにメーカーに連絡にするか下記のサイトに連絡して対応しておきましょう。
保証期間を過ぎると有料になるのでメーカーと相見積もりをしてみるのもいいですね!