どーも!ペースケです。
いつもブログにアクセスして頂きありがとうございます。
さて、今回は壁面装飾に大人気のエコカラットをご紹介しようと思います。
エコカラットはTVCMで流れたこともあるので知ってる方も多い事でしょう。
特に分譲マンションを購入された方ならほとんどの方がご存知かと思います。
何故なら分譲マンションを購入した方が手にするオプションカタログに必ずと言っていいほど入っている商品だからです。
では、知らない方のためにどういう商品かご説明しましょう。
エコカラットは1998年INAX(現在はリクシル)から発売されました。
「呼吸する壁」というキャッチフレーズがインパクトがありました。
エコカラットは粘土鉱物などの微細な孔を持つ原料を焼成した内装壁材です。
エコカットの微細な孔は湿度を調節する機能を持ちます。
夏場の湿度が高くジメジメした時などはエコカラットが湿気を吸い湿度が40~60%になるように調節してくれます。
逆に冬場で乾燥しているときはエコカラットから湿気を放出し、部屋の乾燥を防いでくれます。
これも先ほどと同じく40~60%になるように調節します。
40~60%の湿度と言うのは人が部屋にいる時の快適に感じる湿度だと言われています。
こういう機能を持つ内装材なので「呼吸する壁」と言われるのです。
エコカラットの機能はそれだけではなく大きな特徴があと2つあります。
1つは消臭機能
ペット臭やタバコ臭、生ごみなどの生活臭を消臭する機能を持っています。
もう1つは有害物質VOCの低減効果
ホルムアルデヒド等の有害物質は建材や家具などから揮発されます。
これにより喘息やアトピーの症状を悪化させる可能性もある非常に怖い物質です。
エコカラットはこの有害物質も吸着し低減することが出来ます。
調湿や消臭機能が注目される事が多いですが、実はこの機能が凄い事なのでもっと注目されてもいいと個人的には思います。
2014年からさらに進化した「エコカラットプラス」が発売されました。
先ほどの3つの効果
①調湿効果
②消臭効果
③VOCの低減効果
がさらにパワーアップしました。
さらに、エコカラットに付いた汚れも簡単にとることが出来る機能もプラスされました。
この機能により今までのエコカラットでは敬遠されていた水回りの施工も可能になりました。
正直、ここ数年はエコカラットは効果よりもデザイン性の方を重視していたように思います。
でもこのエコカラットプラスによりまた、エコカラットの効果をもう一度再認識していただき、効果を実感できる商品として生まれ変わったように思います。
2019年からはエコカラットが全てエコカラットプラスになりました。
さらに金額は「旧エコカラット」の金額に合わす形になりましたので、エコカラットプラスを安く買えるようになりました。
このようにエコカラットも発売されて20年が経過し、様々なデザインと共に効果もより進化をし続けてきました。
これだけの効果とデザインを持ち合わせていれば興味を持った人も大変多いと思いますが、エコカラットを注文する前に注意することもあります。
まずは施工面積です。
エコカラットの調湿や消臭効果を求める方にはある程度の面積を貼らないと効果は期待できません。
・6畳(約10㎡)の部屋で最低でも4~5㎡
・8畳(約13㎡)の部屋で最低でも6~7㎡
・12畳(約24㎡)の部屋で最低でも10㎡以上
最低でも記載の施工面積が必要となりますので目安にしてください。
あとカビの抑制についても効果があると言われてますが、基本的にいくらエコカラットを貼っていても限界があります。
カビ対策の一番は換気です。
なんだかんだ言って空気の入れ替えがやはり一番効果的です。
調湿効果により通常の壁紙の状態に比べるとカビの発生は抑えられると思いますが、だからと言って閉めっぱなしでいいわけではありません。
エコカラットは手間を省く商品ではない事をご注意ください。
でも、機能とデザインを兼ね備えた商品であることに間違いはありません。
次回はエコカットのデザインについて書きたいと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。