リフォーム見積もりは何社取る?プロが教える失敗しない比較方法

リフォームを考え始めたとき、意外と迷うのが、
「見積もりって何社くらい取ればいいの?」
という問題です。
1社だけだと比較できませんし、だからといって5社、6社と見積もりを取ればいいというわけでもありません。
結論からいうと、リフォームの見積もりは3社程度がおすすめです。
3社あれば価格だけでなく、工事内容や提案、担当者の対応まで比較しやすくなります。
この記事では、リフォームの仕事に長く関わってきた立場から、
- 見積もりはなぜ3社がおすすめなのか
- 相見積もりで比較するポイント
- 工事内容によって何社取ればいいのか
- 安い見積もりだけで決めてはいけない理由
を分かりやすく解説します。
これからリフォーム会社を探す方は、業者選びで後悔しないためにも参考にしてください。
リフォームの見積もりは何社取るのが正解?
リフォームでは、基本的に2〜3社程度から相見積もりを取るのがおすすめです。
なかでも私がおすすめしたいのは3社。
理由は、
1社では比較できない、2社だと判断に迷うことがある、3社なら価格や提案の違いが見えやすい
からです。
結論:迷ったら3社がおすすめ

例えば、同じキッチンリフォームでも、
A社:120万円
B社:105万円
C社:110万円
という見積もりが出たとします。
この場合、1社だけなら120万円が高いのか安いのか分かりません。
2社比較すれば価格差には気づけますが、3社あれば「この工事なら110万円前後が相場なのかな」と判断しやすくなります。
ただし、見るべきなのは金額だけではありません。
工事内容・商品・保証・担当者の対応まで含めて比較することが重要です。
| 見積もり社数 | メリット・デメリット | おすすめ度 |
|---|---|---|
| 1社 | 手間は少ないが、価格や提案を比較できない | △ |
| 2社 | 比較はできるが、どちらが適正か迷うこともある | ○ |
| 3社 | 価格・工事内容・提案の違いを判断しやすい | ◎ おすすめ |
| 4〜5社以上 | 選択肢は増えるが、現地調査や比較の負担が大きい | △ |
迷ったら3社。多すぎても少なすぎても比較しにくい
1社だけでは価格が高いか安いか判断しにくい
長年付き合っているリフォーム会社があり、完全に信頼できるのであれば1社でも問題ありません。
しかし、初めてリフォームする場合は、できれば相見積もりを取りましょう。
リフォームは新築住宅や家電と違い、まったく同じ商品・同じ工事内容で価格を比較するのが難しいからです。
例えば同じ「クロス張替え」でも、
- 下地補修を含む
- 家具移動を含む
- 廃材処分費を含む
- 養生費を含む
など、会社によって見積もりの内容が違います。
金額だけを見ると安くても、実際には工事内容が少ないケースもあります。
4〜5社以上になると比較が大変になる
「多く見積もりを取れば取るほど安心」
と思うかもしれません。
ただ、個人的には5社、6社まで増やす必要はあまりないと思います。
現地調査だけでも、
- リフォーム会社との日程調整
- 現地での打ち合わせ
- 同じ要望を何度も説明
- それぞれの見積書を確認
- 営業担当との連絡・やり取り
が必要になります。
これを5社以上繰り返すと、かなり大変です。
また、見積書が増えすぎると、
「A社の商品はこれで、B社はこの工事が入っていて……」
と、逆に分からなくなることもあります。
まず3社程度を比較し、良さそうな会社に絞る。
このくらいが現実的です。
リフォーム見積もりを3社取るメリット
3社から見積もりを取る最大のメリットは、価格だけでなく、会社ごとの違いが分かることです。
適正価格が見えてくる
相見積もりを取る一番分かりやすいメリットが価格比較です。
例えば、
A社:150万円
B社:115万円
C社:120万円
なら、150万円の会社について、
「なぜ高いのだろう?」
と確認できます。
逆に、
A社:120万円
B社:118万円
C社:78万円
なら、今度は78万円の会社について、
「どわうしてこんなに安いのだろう?」
と確認する必要があります。
相場から極端に離れている見積もりには、何らかの理由があることが多いです。
工事内容や提案の違いが分かる
リフォームは会社によって提案がかなり違います。
例えばキッチンリフォームでも、
「キッチンだけ交換しましょう」
という会社もあれば、
「せっかくなら床や壁紙も一緒に施工した方がきれいに仕上がります」
と提案する会社もあります。
また、
「この壁は残した方がいい」
「ここまで壊した方が使いやすい」
など、施工経験によって提案内容が変わることもあります。
相見積もりは、単純な価格競争ではありません。
提案力を比較する意味でも有効です。
担当者との相性も比較できる
リフォームでは、営業担当や現場担当との相性もかなり重要です。
例えば、
- 質問にきちんと答えてくれる
- メリットだけでなくデメリットも説明してくれる
- 無理に高い商品をすすめない
- 連絡や返信が早い
- こちらの希望をきちんと聞いてくれる
こうした部分も会社選びの重要な判断材料になります。
リフォームは契約して終わりではありません。
工事が始まってから追加確認や変更が発生することもあります。
そのため、
「この人なら相談しやすいな」
と思える担当者を選ぶことも大切です。
【工事別】見積もりは何社取ればいい?

| リフォーム内容 | 見積もり目安 | 比較したいポイント |
|---|---|---|
| トイレ・洗面台 | 2〜3社 | 商品価格・工事費 |
| キッチン・浴室 | 3社 | 商品・設備工事・内装工事 |
| 壁紙・エコカラット | 2〜3社 | 価格・施工実績・仕上がり |
| LDK・間取り変更 | 3社 | 価格・プラン・提案力 |
| 全面リフォーム | 3社程度 | 総額・設計・提案・保証 |
すべてのリフォームで必ず3社必要というわけではありません。
工事規模によって変えても大丈夫です。
トイレ・洗面台など小規模リフォーム
トイレ交換や洗面台交換など、工事内容が比較的シンプルなものなら、2〜3社程度で十分でしょう。
商品型番をそろえれば比較もしやすくなります。
例えば、
「TOTO○○シリーズ+内装工事」
のように条件をそろえて見積もりを取ると比較しやすくなります。
キッチン・浴室など水回りリフォーム
キッチンやユニットバス交換なら、できれば3社程度比較したいところです。
水回りは商品価格だけでなく、
- 給排水工事
- 電気工事
- ガス工事
- 内装工事
- 解体・廃材処分
- 下地補修
などが関係します。
会社によって工事費に差が出やすいため、複数社を比較するメリットが大きいです。
内装・エコカラット・壁紙リフォーム
壁紙やエコカラットなどは、価格だけでなく仕上がりも重要です。
可能であれば施工事例も確認して2〜3社を比較しましょう。
特にエコカラットやタイル施工は職人の技量によって仕上がりに差が出ます。
単純に最安値だけで決めるのはおすすめしません。
LDK・間取り変更など大規模リフォーム
LDK改修や間取り変更を伴う工事なら、私は3社比較をおすすめします。
大規模リフォームになるほど、
「どこまで壊すか」
「どう納めるか」
「どんな間取りにするか」
という提案力の差が出てきます。
場合によっては、会社によって数十万円以上の差が出ることもあります。
戸建て全面リフォーム・リノベーション
全面リフォームなら、少なくとも3社程度は比較したいところです。
金額が大きくなるため、数%違うだけでも数十万円単位の差になります。
ただし、5社以上に増やすよりも、
3社程度から詳しい提案を受ける方が比較しやすい
と思います。
相見積もりを取るときの5つの注意点
相見積もりは、ただ複数社に「いくらですか?」と聞けばいいわけではありません。
比較条件をできるだけそろえることが重要です。
①すべての会社に同じ条件を伝える
A社には、
「キッチン交換+壁紙」
B社には、
「キッチンだけ」
と伝えてしまうと、当然金額は比較できません。
できるだけ同じ条件で依頼しましょう。
例えば、
- 希望する商品・メーカー
- 希望する工事範囲
- 予算
- 希望する工事時期
などをそろえて伝えるのがおすすめです。
②「一式」の金額だけで比較しない
リフォームの見積書を見ると、
「内装工事 一式」
「電気工事 一式」
「諸経費 一式」
と書かれていることがあります。
一式表記そのものが悪いわけではありません。
ただし、一式が多すぎて内容が分からない場合は、
「この工事には何が含まれていますか?」
と確認しましょう。
③商品グレード・工事範囲を確認する
同じキッチンでも、扉グレードや食洗機、レンジフードなどによって価格は大きく変わります。
そのため、
「A社110万円、B社100万円だからB社が安い」
とは単純に判断できません。
商品仕様まで確認しましょう。
④安さだけで業者を決めない
ここはかなり重要です。
リフォームは価格だけで選ぶと失敗する可能性があります。
例えば、
安かったけれど、
- 養生が不十分だった
- 契約後の追加料金が多かった
- 営業担当と職人の打ち合わせができていなかった
- 工事後の対応が悪かった
となれば、結果的に満足度は下がります。
価格・施工内容・対応の3つをセットで判断する
のがおすすめです。
⑤他社にも見積もりを依頼していることを伝える
相見積もりを取っていることは隠す必要はありません。
「ほかにも2社ほど見積もりをお願いしています」
と伝えて大丈夫です。
むしろ相見積もりであることが分かっている方が、営業担当も条件を整理して提案しやすくなります。
リフォーム見積書はここを比較する

| 比較項目 | チェックするポイント |
|---|---|
| 商品・材料 | メーカー・シリーズ・品番・グレードが同じか |
| 工事費 | 解体・施工・電気・設備工事など、どこまで含まれるか |
| 諸経費 | 処分費・運搬費などを含めた総額を確認 |
| 追加工事 | どんな場合に追加費用が発生するのか |
| 保証 | 工事保証・商品保証・アフターサービス |
見積書を受け取ったら、総額だけを見るのではなく中身を確認してください。
特に見てほしいのが次のポイントです。
商品・材料の価格
キッチン、トイレ、洗面化粧台など、同じメーカー・同じシリーズになっているか確認します。
品番まで分かればさらに比較しやすくなります。
工事費
同じ商品でも工事費が違うことは珍しくありません。
解体・搬入・施工・電気・設備など、どこまで含まれているか確認しましょう。
諸経費・処分費
見落としやすいのが諸経費や廃材処分費です。
本体価格が安くても、諸経費を含めると総額では高くなることがあります。
必ず最終的な税込総額で比較してください。
追加工事の条件
リフォームでは、解体してみないと分からない部分があります。
例えば、
- 壁や床の下地が傷んでいる
- 古い配管を交換する必要がある
- 電気配線の追加・変更が必要
- 壁や床の補修が必要になった
などです。
「追加工事が発生するとしたら、どんな場合ですか?」
と契約前に聞いておくと安心です。
保証・アフターサービス
リフォーム会社によって保証内容も違います。
金額差が数万円程度なら、保証やアフターサービスまで含めて判断した方がいいケースもあります。
こんな見積もりには注意!現場目線で見るチェックポイント

見積書をたくさん見ていると、少し気になる見積もりがあります。
| 注意ポイント | 確認したいこと |
|---|---|
| 極端に安い | 必要な工事が抜けていないか |
| 「一式」が多い | 具体的な工事内容を確認する |
| 現地調査が簡単すぎる | 必要な寸法や現状を確認しているか |
| 追加工事の説明がない | 追加料金が発生する条件を確認する |
| 契約を急かされる | その場で即決せず一度比較する |
見積もりが極端に安い
安いこと自体が悪いわけではありません。
ただ、他社より極端に安い場合は、
「なぜ安いのか?」
を確認した方が安心です。
施工範囲が違う、商品グレードが違う、必要な工事が含まれていない、といった可能性があります。
「工事一式」が多すぎる
一式表記ばかりで何をするのか分からない場合は、内容を確認しましょう。
後から、
「それは見積もりに入っていません」
となるのを防ぐ意味でも重要です。
現地調査が短すぎる
簡単な設備交換なら現地調査が短いこともあります。
しかし大規模リフォームなのにほとんど寸法も測らず、
「大体○○万円です」
という会社は少し注意した方がいいでしょう。
追加工事の説明がない
リフォームでは追加工事の可能性があります。
もちろんすべてを事前に予測することはできません。
ただ、
「こういう場合は追加費用が発生する可能性があります」
と説明してくれる会社の方が安心です。
契約を急かしてくる
「今日契約すれば○万円値引きします」
と言われることもあります。
キャンペーン自体は珍しくありませんが、大きなリフォームほど即決はおすすめしません。
一度持ち帰って比較しましょう。
3社に見積もりを頼むのは正直めんどくさい

ここまで、
「3社比較しましょう」
と書いてきましたが、実際にやってみると結構大変です。
まずリフォーム会社を探して、
問い合わせをして、
それぞれに希望を説明して、
現地調査の日程を調整する。
これを3回繰り返す必要があります。
3社を自分で探して、同じ希望を何度も伝えるのは意外と大変です。
複数社をまとめて比較したいなら、一括見積もりを使う方法もあります。
複数社をまとめて比較したい方はこちら
見積もり依頼は無料です
1社ずつリフォーム会社を探すのは意外と大変
特に初めてリフォームする人は、
「そもそもどこに頼めばいいの?」
というところから始まります。
近所の工務店、リフォーム専門会社、ホームセンター、家電量販店など選択肢も多く、会社探しだけでも迷います。
同じ条件を何度も説明する必要がある
電話や問い合わせフォームから、
「キッチンを交換したい」
「壁紙も張り替えたい」
「予算はこのくらい」
と、同じ内容を何度も説明するのも意外と手間です。
仕事や家事をしながら3社探すとなると、面倒に感じる人も多いでしょう。
複数社を比較するなら一括見積もりも選択肢
自分で1社ずつ探すのが面倒なら、リフォーム会社をまとめて比較できるサービスを利用する方法もあります。
そのひとつが「タウンライフリフォーム」です。
リフォーム内容や希望を入力して、複数の会社を比較する入口として利用できます。
タウンライフリフォームはこんな人に向いている
特に、
- どこのリフォーム会社に頼めばいいか分からない
- まず複数社を比較してみたい
- 1社ずつリフォーム会社を探すのが面倒
- 自分のリフォームの相場が分からない
- 大規模なリフォームを検討している
という人には使いやすい方法です。
「どこに頼めばいいか分からない」「まず3社くらい比較したい」という方なら、1社ずつ探すより一括見積もりを利用する方が手間を減らせます。
まずは候補となるリフォーム会社を比較
見積もり依頼は無料です
一括見積もりが向いていない人
一方、
「絶対にこの工務店にお願いすると決めている」
「すでに長年付き合っている業者がいる」
という場合は、無理に一括見積もりを利用する必要はありません。
一括見積もりサービスは、
まだ依頼先を決めていない人が比較するために使うもの
と考えると分かりやすいでしょう。
リフォームで失敗しないためにも、最初から1社に決めてしまうのではなく、まず複数社の提案を見てから判断するのがおすすめです。
リフォーム会社は「一番安い会社」ではなく「納得できる会社」を選ぼう
相見積もりを取る目的は、
一番安い会社を探すことではありません。
大切なのは、
- 金額
- 工事内容
- 提案内容
- 担当者の対応
- 保証
- アフターサービス
を比較して、
「この会社なら任せても大丈夫」
と思える会社を選ぶことです。
数万円安い会社を選んで後悔するより、少し高くても説明が丁寧で安心して任せられる会社の方が、結果的に満足できることもあります。
特に100万円、200万円を超えるようなリフォームでは、金額だけで決めない方がいいでしょう。
まとめ|リフォーム見積もりは3社程度がおすすめ
リフォームの見積もりを何社取るか迷ったら、まず3社程度を目安に比較するのがおすすめです。
まだ依頼するリフォーム会社を決めていないなら、最初から1社に絞らず、複数社の見積もりや提案を比較してから決めるのがおすすめです。
1社に決める前に、まずは比較してみる
見積もり依頼は無料です
1社だけでは、その見積もりが高いのか安いのか判断しにくいですが、3社程度あれば、
- リフォームの適正価格
- 工事内容の違い
- 会社ごとの提案力
- 担当者の対応
- 保証・アフターサービス
まで比較できます。
ただし、見積もりを5社、6社と増やしすぎると、今度は比較すること自体が大変になります。
そのため、
「まず3社を比較して、その中から納得できる1社を選ぶ」
くらいがちょうどいいでしょう。
自分で3社探すのが大変なら、一括見積もりサービスを使って候補を探す方法もあります。
大切な家のリフォームだからこそ、最初から1社だけに決めず、複数の提案を見てからじっくり判断してください。





