2027年基準対応!10万円以下のエアコン

「2027年からエアコンが高くなるって本当?」
「省エネ基準をクリアしたエアコンは、もう安く買えないの?」
そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
2027年度から家庭用エアコンの省エネ基準が新しくなります。これまでの低価格モデルでは新基準を満たせない商品もあり、今後の販売価格への影響が気になるところです。
実際、家電量販店では6畳用のベーシックエアコンでも、標準工事費込みで12万円以上になるケースが見られます。
しかし、2027年度省エネ基準達成率100%のエアコンでも、本体価格10万円以下で購入できる商品はあります。
この記事では、エアコンの販売・施工管理に20年以上携わってきた経験をもとに、価格だけでなく、省エネ性能・使いやすさ・購入時の注意点まで比較します。
- 新省エネ基準を達成した10万円以下のエアコン
- 各商品の価格・性能・機能の違い
- 2027年以降のエアコン価格の見通し
- 安いエアコンを購入するときの注意点
- 自分に合った商品の選び方
※掲載価格は2026年11月1日時点の確認情報です。 価格・在庫・キャンペーンは変更される場合があります。 基本的に本体価格(税込)で比較しており、 取付工事費は含みません。
2027年基準対応でも10万円以下のエアコンは買える!

結論からいうと、2027年度の新しい省エネ基準を達成していても、10万円以下で購入できるエアコンはあります。
今回紹介するのは、主に6畳用の3機種です。
| メーカー | 型番 | 本体価格 | 2027年度基準 |
|---|---|---|---|
| TCL | TAC-P2225I-W | 約70,000円〜 | 達成率100% |
| ビックアイデア | BIM-SAS22A-W | 74,800円 | 達成率100% |
| ニトリ | NL-22G | 79,900円 | 達成率100% |
※税込本体価格。取付工事費は含みません。掲載価格は2026年11月1日時点の参考価格です。最新価格・在庫は販売ページでご確認ください。
いずれも新省エネ基準を達成した6畳用モデルです。
特に注目したいのは、単に安いだけでなく、AI制御や熱交換器の洗浄機能など、日常生活で役立つ機能を備えていることです。
もちろん、価格が安いからといって、すべての人におすすめできるわけではありません。
エアコンは購入後10年以上使用することも珍しくない家電です。購入価格だけでなく、故障時の対応や設置条件も考えて選びましょう。
10万円以下で買えるおすすめエアコン3選
ここからは、2027年度省エネ基準達成率100%で、本体10万円以下のエアコンを紹介します。
① TCL AI節電エアコン TAC-P2225I-W|価格重視なら注目
できるだけ購入費用を抑えたい方におすすめなのが、TCLのAI節電エアコンです。
TCLはテレビなどでも知られる家電メーカーですが、日本市場向けに設計したルームエアコンも販売しています。
2026年1月発売のTAC-P2225I-Wは、2027年度省エネ基準達成率100%を実現した6畳用モデルです。
メーカーが発表した市場想定価格は約80,000円でしたが、価格比較サイトでは約70,000円からの販売例も確認できます。
主な仕様
| 型番 | TAC-P2225I-W |
|---|---|
| 対応畳数 | 主に6畳 |
| 冷房能力 | 2.2kW |
| APF | 6.6 |
| 2027年度基準達成率 | 100% |
| 期間消費電力量 | 631kWh |
| 室内機の高さ | 250mm |
この商品の特徴は、AI節電機能とコンパクトな室内機です。
AI節電機能は、室温の変化に応じてコンプレッサーの運転を調整し、無駄な電力消費を抑える仕組みです。
また、熱交換器の汚れを洗い流すアイス洗浄や、風が直接当たりにくいように調整する気流制御も搭載しています。
室内機の高さが250mmという点も見逃せません。
エアコンの設置場所によっては、カーテンレールや梁との干渉が問題になることがあります。高さを抑えた機種は、そのような場所で選択肢になりやすいでしょう。
ただし、高さが収まっても、天井との離隔や配管スペースが確保できるとは限りません。購入前の寸法確認は必要です。
こんな人におすすめ
- 本体価格をできるだけ抑えたい
- 新省エネ基準を達成した商品を選びたい
- 寝室や子ども部屋に設置したい
一方で、購入先によって工事手配や保証条件が異なるため、価格だけで販売店を決めないようにしましょう。
② ビックアイデア BIM-SAS22A-W|機能と価格のバランスが魅力
価格だけでなく、使いやすさやお手入れ機能も重視したい方には、ビックアイデアのエアコンがおすすめです。
ビックアイデアは、ビックカメラグループのオリジナルブランドです。
2026年8月に発売されたBIM-SAS22A-Wは、2027年度省エネ基準達成率100%をクリアしています。
本体価格は74,800円。
新基準対応モデルでありながら、比較的購入しやすい価格に設定されています。
主な仕様
| 型番 | BIM-SAS22A-W |
|---|---|
| 対応畳数 | 主に6畳 |
| 冷房能力 | 2.2kW |
| APF | 6.6 |
| 2027年度基準達成率 | 100% |
| 期間消費電力量 | 630kWh |
| 室内機の高さ | 298mm |
特徴的なのが、室内機と室外機の両方に対応した「どっちも解凍洗浄」です。
熱交換器の汚れを凍らせ、その後に溶かして洗い流す仕組みで、エアコン内部の清潔さを保つための機能です。
ただし、こうした洗浄機能があっても、フィルター掃除や必要に応じた内部クリーニングが不要になるわけではありません。
また、専用アプリを使ったスマートフォン操作にも対応しています。
外出先から運転を開始したり、消し忘れたエアコンを停止したりできるため、日常的に便利な機能です。
こんな人におすすめ
- 価格と機能のバランスを重視したい
- スマートフォンから操作したい
- 熱交換器の洗浄機能が欲しい
- 家電量販店グループで購入したい
私が注目しているのは、価格だけでなく、販売店の窓口が明確な点です。
エアコンは故障時の対応も重要です。長期保証の加入条件や修理受付の流れを確認しておけば、購入後の安心感につながります。
③ ニトリ エコで楽エアコン NL-22G|省エネと使いやすさを重視
家具やインテリアでおなじみのニトリからも、新省エネ基準を達成したエアコンが販売されています。
それが「エコで楽エアコン」です。
6畳用のNL-22Gは本体価格79,900円で、2027年度省エネ基準達成モデルとして販売されています。
主な仕様
| 型番 | NL-22G-W |
|---|---|
| 対応畳数 | 主に6畳 |
| 冷房能力 | 2.2kW |
| APF | 6.6 |
| 2027年度基準達成率 | 100% |
| 期間消費電力量 | 631kWh |
| 室内機の高さ | 250mm |
- 2027年度省エネ基準達成モデル
- AI自動運転を搭載
- 風が直接当たりにくいやさしい風フラップ
- 高さを抑えた室内機
- ニトリ独自の保証・設置サービス
AI自動運転は、室温などに応じて運転を調整する機能です。
また、やさしい風フラップは、冷風や温風が体に直接当たり続けることを抑えたい方に向いています。
寝室や子ども部屋など、長時間過ごす場所に設置するエアコンとしても検討しやすいでしょう。
ただし、ニトリのエアコンを購入する場合は、商品価格とは別に取付工事費が必要です。
設置する地域や住宅の条件によって追加費用が発生することもあるため、必ず総額を確認してください。
こんな人におすすめ
- ニトリでまとめて家電を購入したい
- シンプルで使いやすいエアコンが欲しい
- 風の当たり方を重視したい
- 購入から設置までまとめて相談したい
こんな人におすすめ
- ニトリでまとめて家電を購入したい
- シンプルで使いやすいエアコンが欲しい
- 風の当たり方を重視したい
- 購入から設置までまとめて相談したい
ニトリのエアコンについては、価格・性能・保証内容を別の記事で詳しく解説しています。
関連記事 ニトリのエアコンは買い?2027年基準と性能を検証 省エネ性能・保証・工事費を詳しく紹介 3機種の省エネ性能と機能を比較

今回紹介した3機種は、いずれも2027年度省エネ基準達成率100%のモデルです。
ただし、基準を達成しているからといって、使い勝手まで同じというわけではありません。
| 比較項目 | TCL | ビックアイデア | ニトリ |
|---|---|---|---|
| 本体価格 | 約7万円~ | 74,800円 | 79,900円 |
| 新基準達成 | 100% | 100% | 100% |
| AI制御 | あり | 自動運転機能あり | あり |
| 熱交換器洗浄 | アイス洗浄 | 解凍洗浄 | 機能詳細を要確認 |
| 主な特徴 | 価格・薄型 | 洗浄・スマホ操作 | 気流・使いやすさ |
※価格は確認時点の目安です。工事費は含みません。 機能の名称や制御内容はメーカーごとに異なります。
省エネ性能を比較する際は、「APF」という数値にも注目してください。
APFは、年間を通じた冷暖房の効率を示す指標で、基本的には数値が大きいほど省エネ性能が高いことを意味します。
3商品ともAPF6.6です。
そのため、この3機種については、省エネ性能だけで大きな差をつけるよりも、価格・機能・保証内容で比較する方が現実的でしょう。
2027年からエアコンは本当に高くなる?

2027年度から家庭用エアコンの省エネ基準が新しくなります。
新しい基準では、これまでより高い省エネ性能が求められるため、メーカーは製品設計やラインアップの見直しを進めています。
ここで気になるのが、エアコンの販売価格です。
従来のベーシックモデルは、必要最低限の機能に絞ることで価格を抑えてきました。
しかし、新基準を達成するためには、熱交換器や圧縮機などの効率改善が必要になる場合があります。
こうした変更が製品価格に反映されれば、低価格帯のエアコンでも値上がりする可能性があります。
現場でエアコン販売に携わっている私も、今後のベーシックモデルの価格動向には注目しています。
主要メーカーの6畳用が15万〜16万円程度になる可能性も想定していますが、これは現時点での予想であり、確定した販売価格ではありません。
また、2027年度基準は、基準未達成の個別商品を一律に販売禁止とする制度ではありません。
そのため、「2027年になったら安いエアコンがすべてなくなる」という説明は正確ではありません。
それでも、新基準を満たした商品を10万円以下で購入できることは、予算を重視する方にとって大きな魅力です。
新基準対応エアコンは電気代も安くなる?
省エネ性能が高くなれば、使用する電力量を抑えられる可能性があります。
資源エネルギー庁の試算では、6畳用エアコンのAPFが5.8から6.6へ向上した場合、年間の電気代は約2,760円安くなるとされています。
10年間なら単純計算で約27,600円です。
ただし、実際の電気代は地域・住宅性能・設定温度・使用時間などによって変わります。
今回紹介した商品同士の電気代が、必ずしも大きく異なるわけではありません。
大切なのは、購入価格と省エネ性能の両方を比較することです。
関連記事 2027年エアコン問題とは?価格上昇と新省エネ基準を解説 なぜ価格が上がるのか、購入時期も詳しく解説 10万円以下のエアコンを購入する前に確認したい4つの注意点
購入前に必ず確認!
今回紹介する10万円以下という価格は、エアコン本体のみの税込価格です。
取付工事費・既設エアコンの撤去費・追加工事費などは別途必要になる場合があります。購入前に必ず設置条件と総額を確認しましょう。
安いエアコンを見つけても、すぐに購入するのはおすすめしません。
20年以上エアコンの販売・施工管理に携わってきた経験から、購入前に確認してほしいポイントを4つ紹介します。
① 本体価格と取付工事費は別に考える

今回紹介した10万円以下という価格は、基本的にエアコン本体の価格です。
実際に使用するには、別途取付工事が必要になります。
一般的な標準工事でも、配管の長さや室外機の設置場所など、一定の条件が設けられています。
さらに、次のような工事が必要になると追加費用が発生する場合があります。
- 既設エアコンの取り外し・処分
- 配管の延長や化粧カバーの取付
- 室外機の屋根置き・壁面設置・二段置き
- 専用コンセントの新設や電圧変更
- 隠蔽配管への対応
特にマンションでは、室外機の設置位置や配管経路によって工事内容が変わります。
本体が安くても、追加工事費を含めると予算を大きく超えることがあります。
購入前には、標準工事の範囲と追加料金を必ず確認してください。
② 保証期間と修理対応を確認する
エアコンは長期間使用する家電です。
購入価格が数万円安くても、故障時に修理ができなかったり、修理費が高額になったりすれば、結果的に負担が大きくなる可能性があります。
確認しておきたいのは、メーカー保証の期間だけではありません。
販売店の延長保証、修理受付窓口、出張費の扱い、保証対象外となる条件なども重要です。
特に海外メーカーやプライベートブランドの商品を購入する場合は、国内での修理受付体制を確認しておくと安心です。
ただし、海外メーカーだから故障しやすい、国内メーカーなら故障しない、というわけではありません。
保証内容を比較して判断しましょう。
関連記事 家電量販店6社のエアコン長期保証を比較 保証期間・修理費用・対象条件の違いを確認 ③ 設置できるサイズか確認する

エアコンは、室内機の幅や高さが収まれば設置できるとは限りません。
天井との距離、左右の作業スペース、配管穴の位置、カーテンレールとの干渉などを確認する必要があります。
例えば、室内機の高さが25cmの商品でも、天井から25cmの空間があれば取り付けられるわけではありません。
メーカーが指定する設置スペースが別途必要です。
また、既存エアコンからの交換では、配管穴の位置によって取り付けが難しくなるケースもあります。
寸法だけで判断せず、必要に応じて購入先に設置可否を確認しましょう。
④ 安さだけでなく購入先も比較する
同じ型番のエアコンでも、購入先によって価格やサービス内容は異なります。
ネット通販では本体価格が安い一方、工事の手配が別途必要になる場合があります。
家電量販店では工事とセットで購入しやすい反面、標準工事の範囲や追加料金を確認する必要があります。
また、ネット通販でも工事費込みの商品は販売されています。
そのため、本体価格だけでなく、工事費・保証・配送条件を含めて比較することが大切です。
関連記事 エアコンはネットと量販店どっちで買う? 本体価格・工事費・保証を比較して購入先を選ぶ 6畳用以外でも10万円以下のエアコンはある?
ここまで6畳用を中心に紹介しましたが、実は8畳用や10畳用にも注目したい商品があります。
ビックアイデアでは、2027年度省エネ基準達成率100%のモデルとして、次の商品が発売されています。
| 対応畳数 | 型番 | 発売時の本体価格 |
|---|---|---|
| 6畳用 | BIM-SAS22A-W | 74,800円 |
| 8畳用 | BIM-SAS25A-W | 86,800円 |
| 10畳用 | BIM-SAS28A-W | 96,800円 |
※価格は発売時の本体価格(税込)です。 現在の販売価格・在庫状況は公式サイトでご確認ください。 設置工事費は含みません。
驚くのは、10畳用でも本体価格10万円以下という点です。
6畳用だけでなく、少し広い部屋に設置したい方にも選択肢があります。
ただし、部屋の広さだけでエアコンを選ぶのはおすすめしません。
住宅の断熱性能、日当たり、最上階かどうかなどによって必要な能力は変わります。
特に暖房を重視する場合は、畳数表示だけでなく暖房能力も確認しましょう。
まとめ|2027年基準対応でも10万円以下のエアコンはある
2027年度の新省エネ基準に対応したエアコンは、必ずしも高額な商品ばかりではありません。
今回紹介したTCL、ビックアイデア、ニトリの6畳用モデルは、いずれも本体価格10万円以下で購入できる候補です。
選び方を整理すると、次のようになります。
価格を最優先するならTCL
本体価格を抑えながら、APF6.6の省エネ性能を確保したい方におすすめです。
機能と価格のバランスならビックアイデア
解凍洗浄やスマホ操作など、日常的に便利な機能を重視する方に向いています。
使いやすさや気流を重視するならニトリ
AI自動運転や風の当たり方に配慮した機能を求める方におすすめです。
今後、主要メーカーの新製品価格が明らかになれば、低価格の新基準対応モデルがさらに注目される可能性があります。
ただし、安いからといって慌てて購入する必要はありません。
本体価格・省エネ性能・保証・設置条件を確認したうえで、自分の部屋に合う商品を選ぶことが大切です。
気になる商品が見つかった方は、まず現在の販売価格と在庫を確認してみてください。
関連記事 ニトリのエアコンは買い?2027年基準と性能を検証 省エネ性能・保証・工事費を詳しく紹介 







