ダイキン延長保証は必要?10年保証の料金・対象外まで解説

ダイキンのエアコンを購入するとき、
「10年保証って入った方がいい?」
「18,700円払う価値はある?」
「故障したら何でも無料で直してもらえるの?」
と迷う方は多いのではないでしょうか。
結論からいうと、ダイキンの壁掛形ルームエアコンは18,700円(税込)で10年間の延長保証に加入できます。
しかも購入時に加入する必要はなく、設置から6か月以内であれば申し込み可能です。
ただし、ここで注意したいのが、
「10年保証=エアコンのトラブルが何でも10年間無料」ではない
ということ。
特に、配管接続など施工に起因する故障はダイキンの延長保証では対象外です。
私は20年以上、エアコンの販売や施工手配、現場管理に携わってきました。
この記事では公式サイトの保証内容を紹介するだけでなく、実際にエアコンを販売・施工する側の視点から、
- ダイキン10年保証の料金
- どこまで保証されるのか
- 保証対象外になるケース
- 18,700円払って入る価値があるのか
- 販売店の長期保証との違い
- ネットで購入するときの注意点
まで分かりやすく解説します。
「10年保証を付けるべきか迷っている」という方は、ぜひ購入前に確認してみてください。
ダイキンの10年延長保証とは?

ダイキンでは家庭用製品を対象に、有料の「延長保証サービス」を用意しています。
一般的な壁掛形ルームエアコンの場合、保証料金は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 保証期間 | 10年間 |
| 保証料金 | 18,700円(税込) |
| 修理費 | 対象修理なら無料 |
| 部品代 | 対象 |
| 技術費 | 対象 |
| 出張費 | 対象 |
| 修理回数 | 無制限 |
| 修理上限額 | 無制限 |
| 修理受付 | 24時間365日 |
| 申込期限 | 設置から6か月以内 |
つまり18,700円を支払えば、保証規定の対象となる故障について、10年間は部品代・技術費・出張費を含む修理費が無料になります。
さらに大きいのが、修理回数と保証上限額です。
10年間に複数回故障しても、その都度保証を利用でき、保証上限額も無制限となっています。
高額なエアコンを長期間使う予定なら、かなり安心感のある保証内容です。
通常のメーカー保証は何年?
ここは延長保証を考えるうえで重要です。
ダイキンのルームエアコンには通常、
- 本体:1年間
- 冷媒系統:5年間
のメーカー保証があります。
つまり、18,700円を払わなくても購入直後からすべて有料修理になるわけではありません。
そのため、
「通常保証で十分なのか、それとも10年間まで延ばした方がいいのか」
を考える必要があります。
家電量販店で購入する場合は、メーカー保証とは別に販売店独自の長期保証が用意されていることがあります。
→ 家電量販店6社のエアコン長期保証を比較した記事はこちら
ダイキン10年保証は必要?【プロの結論】
私の考えでは、
すべてのダイキンエアコンに10年保証が必要とは思いません。
エアコンの価格やグレード、購入店の保証内容によって判断するのがおすすめです。
特に考えたいのが、
18,700円という保証料金を、そのエアコンに払う価値があるか
ということです。
例えば20万円、30万円クラスの上位モデルなら、18,700円で10年間メーカー保証を受けられる安心感は大きいでしょう。
一方、比較的安価なスタンダードモデルの場合、本体価格に対して18,700円の保証料が占める割合は大きくなります。
さらに販売店独自の長期保証が付いている場合は、メーカー保証との内容を比較してから加入した方がいいでしょう。
こんな人なら10年保証を検討する価値あり
- 高価格帯のエアコンを購入する
- 10年以上使う予定
- 故障時にメーカーへ直接依頼したい
- 修理費をできるだけ心配したくない
- 販売店の長期保証が付いていない
特に高機能な上位モデルは搭載されている機能や部品も多いため、「長く使いたいので安心を買っておきたい」という方なら10年保証は選択肢になります。
逆に10年保証を付けなくてもいい人
一方、
- 比較的安価なスタンダードモデルを購入する
- 販売店の長期保証が付いている
- 10年前後で買い替えるつもり
- 保証料金をできるだけ抑えたい
という方は、必ずしもメーカーの10年保証に加入する必要はありません。
大切なのは、
「10年保証があるから入る」のではなく、自分の購入するエアコンと販売店の保証を確認して判断することです。
比較的価格を抑えたスタンダードモデルなら、本体価格と18,700円の保証料金のバランスも考えて選びましょう。
▼ ダイキンのスタンダードモデルをチェック
ダイキン10年保証で保証されるもの
ダイキンの延長保証では、保証規定の対象となる製品故障について、
部品代+技術費+出張費
が保証されます。
エアコンの修理では部品代だけでなく、技術料や出張費が必要になることがあります。
そのため、10年間これらを含めて保証されるのはメーカー保証の大きなメリットです。
また、
保証回数・保証上限額ともに無制限
なのもポイントです。
「一度修理したら保証終了」というものではありません。
保証期間内に対象となる故障が複数回発生した場合でも、その都度保証を利用できます。
【重要】10年保証でも対象外になるケース

ここは必ず理解しておきましょう。
ダイキンの10年保証に入っていても、
エアコンに関するすべてのトラブルが無料になるわけではありません。
特に注意したいのが「製品の故障」と「施工に起因するトラブル」の違いです。
施工に起因する故障は保証対象外
ダイキン公式でも、
施工に起因する故障や損害は延長保証の対象外
と明記されています。
これは非常に重要です。
エアコンは家電製品であると同時に、取り付け工事が必要な設備でもあります。
そのため、
「エアコンから水が漏れた」
「冷房が効かない」
「ガスが漏れている」
という症状だけでは、メーカー保証が使えるかどうかは判断できません。
原因がエアコン本体ならメーカー保証の対象になる可能性がありますが、施工が原因なら話は別です。
ガス漏れなら必ず保証されるわけではない

例えば「冷房が効かない」という症状があり、調べたところ冷媒ガスが不足していたとします。
この場合でも、
本体側の不具合が原因なのか、配管接続部分など施工側に原因があるのか
によって扱いが変わります。
施工に起因するガス漏れなら、メーカー延長保証の対象外となります。
「10年保証に入っているからガス漏れも全部無料」と考えないようにしましょう。
水漏れも原因によって扱いが変わる
室内機からの水漏れも同じです。
本体部品の故障なのか、ドレンホースや施工状態などが原因なのかによって対応が変わります。
水漏れ=メーカー保証対象、と一律には判断できません。
本体保証と工事保証は別物です
エアコンを購入するときに、私が特に確認してほしいのがここです。
「本体保証」と「工事保証」は別物です。
本体保証はエアコンという「製品」を保証するもの。
工事保証は取り付けた「施工」を保証するものです。
例えば、
| トラブル | 確認する保証 |
|---|---|
| 基板など本体部品の故障 | 本体保証 |
| 本体内部の製品不具合 | 本体保証 |
| 配管接続部分の施工不良 | 工事保証 |
| 施工に起因するガス漏れ | 工事保証 |
| 施工に起因する排水トラブル | 工事保証 |

エアコンを長く安心して使いたいなら、
「10年保証があるか」だけを見るのではなく、本体と工事の両方を確認することが重要です。
20年以上エアコンに携わって感じる「保証の勘違い」
私は20年以上、エアコンの販売や施工手配、現場管理に携わってきました。
その中で感じるのが、
「メーカー保証に入っていれば、エアコンのトラブルは全部メーカーが対応してくれる」
と思われている方が意外と多いことです。
しかし実際には、
製品の問題なのか、施工の問題なのか
を切り分ける必要があります。
例えば「冷えない」という同じ症状でも、エアコン本体の故障の場合もあれば、施工側に原因がある場合もあります。
お客様から見れば、どちらも「エアコンが壊れた」ように見えます。
しかし保証では、この原因が非常に重要になります。
だから私はエアコンを購入するとき、
本体価格+本体保証+工事保証
この3つをセットで確認することをおすすめしています。
ダイキン公式10年保証と販売店保証はどちらがいい?
ここは「どちらが絶対に優れている」というものではありません。
販売店によって保証条件が大きく異なるからです。
大まかな違いを整理すると次のようになります。
| 比較項目 | ダイキン公式 | 販売店の長期保証 |
|---|---|---|
| 保証期間 | 10年 | 店舗による |
| 保証料金 | 18,700円 | 店舗による |
| 修理回数 | 無制限 | 店舗による |
| 修理上限額 | 無制限 | 店舗による |
| 本体故障 | ○ | 保証内容による |
| 施工不良 | × | 工事保証による |
| 修理窓口 | メーカー | 店舗・保証会社など |

ダイキン公式保証のメリットは、何といってもメーカーによる10年間の保証という安心感です。
一方、販売店保証はショップによって内容がかなり違います。
「10年保証」と書かれていても、
- 年数とともに保証限度額が下がる
- 修理回数に条件がある
- 免責金額が設定されている
- 工事保証は別になっている
など、条件が異なる場合があります。
そのため「10年」という年数だけで比較しないようにしましょう。
ダイキンを家電量販店で購入しようと考えている方は、販売店によって取り扱い状況が違う点にも注意が必要です。
→ ヤマダ電機でダイキンが買えない理由はこちら
ネットでエアコンを買うなら「本体保証+工事保証」を確認
最近はネットショップでもエアコン本体と取り付け工事をセットで購入できます。
ネット購入の魅力は、やはり価格です。
ただし私は、価格だけでショップを決めることはおすすめしません。
最低でも、
- ①本体の長期保証
- ②工事保証
- ③故障したときの連絡先
この3つは購入前に確認してください。
特に工事保証は重要です。
メーカーの延長保証では施工に起因する故障は対象外なので、工事セットで購入するなら「施工後のトラブルを何年間保証してくれるのか」を確認しておくと安心です。
▼ ダイキンの工事費保証付きエアコンをチェック
ネットで「標準工事費込み」と書かれていても、設置条件によって追加工事費が発生することがあります。
→ エアコン工事で追加料金が発生する7つのケースはこちら
「10年保証」の文字だけで選ばない
同じ「10年保証」でも中身は同じとは限りません。
購入前に、
- 保証料金はいくらか
- 修理回数に制限はないか
- 保証限度額はいくらか
- 10年間100%保証なのか
- 出張費は含まれるか
- 工事保証は何年間か
まで確認して比較しましょう。
これだけでも、購入後の「こんなはずじゃなかった」をかなり防げます。
ダイキン延長保証の申し込み方法
ダイキンの延長保証は、エアコン購入時に必ず加入しなければならないものではありません。
申し込み期限は設置から6か月以内です。
大まかな流れは次のとおりです。
1.ダイキンの延長保証サービスから申し込む
ダイキン公式サイトの申し込みページから必要事項を入力します。
購入後に少し考えてから加入することもできますが、設置から6か月を過ぎないよう注意してください。
2.延長保証料金を支払う
申し込み内容に問題がなければ、申し込み完了から3週間程度で振込用紙が送付されます。
コンビニまたはゆうちょ銀行で、指定期間内に料金を支払います。
壁掛形ルームエアコンの場合は、
18,700円(税込)
です。
3.延長保証書が届く
入金確認後、1か月程度で延長保証書が送付されます。
故障したときに必要になる大切な書類なので、エアコンの取扱説明書や購入時の書類と一緒に保管しておきましょう。
ダイキン10年保証についてよくある質問
ダイキンの10年保証はいくらですか?
一般的な壁掛形ルームエアコンの場合、**18,700円(税込)**です。
ハウジングエアコンやマルチエアコンなどは料金が異なります。
購入後でも10年保証に入れますか?
はい。
ダイキンの延長保証サービスは、設置から6か月以内であれば申し込みできます。
購入時に迷った場合でも、あとから検討できます。
ネットで購入したダイキンエアコンでも申し込めますか?
購入先だけで判断するのではなく、ダイキン延長保証サービスの対象製品・申込条件を確認してください。
特にネット購入の場合は、メーカー保証だけでなく販売店独自の保証や工事保証も確認してから、追加でメーカー延長保証が必要か判断することをおすすめします。
10年間に何回故障しても大丈夫ですか?
保証規定の対象となる故障については、10年間の保証回数・保証上限額は無制限です。
対象となる故障が複数回発生した場合でも、その都度保証を利用できます。
ガス漏れは10年保証の対象ですか?
「ガス漏れなら必ず対象」とは限りません。
本体側の不具合なのか、配管接続など施工に起因するものなのかによって変わります。
施工に起因する故障はダイキン延長保証の対象外です。
水漏れは保証されますか?
こちらも原因によります。
本体の保証対象となる故障が原因なら保証される可能性がありますが、施工や排水経路などが原因の場合はメーカー延長保証の対象外となることがあります。
症状だけでは判断せず、原因を確認することが重要です。
10年保証に入れば工事保証はいりませんか?
いいえ。
メーカー延長保証と工事保証は役割が違います。
ダイキンの延長保証では施工に起因する故障は対象外なので、本体保証とは別に工事保証の内容も確認することをおすすめします。
まとめ|18,700円払う価値があるかで判断しよう
ダイキンの壁掛形ルームエアコンには、18,700円(税込)で加入できる10年間の延長保証サービスがあります。
保証対象となる修理なら、
- 部品代
- 技術費
- 出張費
が無料となり、保証回数・保証上限額も無制限です。
さらに設置から6か月以内なら申し込めるため、エアコン購入時に慌てて決める必要もありません。
ただし、最も覚えておいてほしいのが、
「メーカーの10年保証と工事保証は別物」
ということです。
施工に起因する故障はダイキンの延長保証では対象外になります。
そのためエアコンを購入するときは、
本体価格だけでなく「本体保証+工事保証」まで含めて比較することが大切です。
20年以上エアコンの販売や施工に携わってきた私としては、すべてのエアコンに18,700円のメーカー保証を付ける必要があるとは考えていません。
高額な上位モデルを長期間使うなら、メーカー10年保証の安心感は大きいでしょう。
一方、比較的安価なモデルや販売店の長期保証が充実している場合は、その保証内容と比較してから決めても遅くありません。
「10年保証だから安心」ではなく、「誰が・何を・どこまで保証してくれるのか」。
ここまで確認して選ぶことが、エアコン購入で失敗しないためのポイントです。










