寝室=遮光カーテン。
最近はこれが“当たり前”だと思い込んでいる方が多いように感じます。
でも本当にそれが正解でしょうか?
朝になっても真っ暗な寝室で目覚めるのは、実は体に負担をかけているかもしれません。
実際に使ってみると、こんな声もよく耳にします。
- 朝になっても真っ暗で起きられない
- 休みの日はいいけど、平日の寝坊が増えた
- 部屋が昼間も暗くて雰囲気が重たい
せっかく快適に眠るためのカーテンを選んだのに、生活リズムに合わず逆効果になってしまうケースもあるんです。
この記事では、遮光カーテンのメリットとデメリット、さらに遮熱レースとの違いをわかりやすく解説します。
最後には「健康的に目覚めたい方におすすめのカーテン選び」もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
遮光カーテンのメリット

まずは遮光カーテンが人気の理由から見ていきましょう。
- 外からの光をほとんど遮ってくれる
街灯や車のライトが気にならない - プライバシーをしっかり守れる
外から室内が見えにくい - ホームシアターに最適
昼間でも映画を楽しめる - 夜勤の人には必需品
昼でも夜のように眠れる
こうした特徴から「寝室には遮光」と思う方が多いんですね。
遮光カーテンのデメリット

一方で遮光カーテンには、見落としがちなデメリットもあります。
- 朝になっても真っ暗
自然な目覚めがしにくく、寝坊の原因になる - 体内時計が乱れやすい
光を浴びないと睡眠リズムがずれてしまう - 昼間でも部屋が暗い
日中も照明が必要で雰囲気が重くなる
つまり、「よく眠れる=必ず健康的」ではないということです。
むしろ自然な目覚めを求める人には、遮光が強すぎると逆効果になるんですね。
遮光等級の選び方
実は遮光カーテンには「等級」があるのをご存じですか?
- 1級遮光:ほぼ真っ暗(光を99.99%以上カット)
- 2級遮光:人の顔がぼんやりわかる程度
- 3級遮光:日差しをやわらかく遮る
「寝坊が増える」「朝がつらい」と感じている方は、2級や3級遮光を選ぶとバランスが良くなりますよ。
遮光カーテンと遮熱レースの違い

ここでよくある勘違いについても整理しておきましょう。
- 遮光カーテン=光を遮る
- 遮熱レース=熱を遮る
言葉が似ているので混同しやすいですが、役割はまったく別です。
- 遮光カーテンを買っても「夏の暑さ対策」にはならない
- 遮熱レースを選んでも「朝のまぶしさカット」にはならない
実際によくある失敗例がこちら👇
- 遮光カーテンを買ったのに、夏の部屋が全然涼しくならない」
- 「遮熱レースにしたけど、朝日がまぶしくて眠れない」
これは遮光と遮熱を取り違えている典型的なケースです。
遮熱レースのメリット
遮熱レースのメリットは次のようになります。
- 夏の冷房効率を高める
直射日光をカットして室温上昇を抑える - 冬の暖房効果を保ちやすい
窓からの冷気を軽減し、室内の暖かさを守る - レースなので明るさを保てる
日中も自然光を取り入れながら快適に過ごせる - プライバシー保護にも役立つ
外から見えにくく、安心して暮らせる
冷暖房の効率が上がるのは人気の秘訣ですね
遮熱レースのデメリット
一方、遮熱レースにはデメリットもあります。
- 朝のまぶしさは防げない
遮光効果はなく、強い日差しは入ってしまう - 夜は室内が透けやすい
照明をつけると外から見えやすくなる - 完全な断熱効果はない
厚手カーテンと併用しないと冬場は寒さが残る
こういうデメリットも考慮して検討してください。
遮光カーテンと遮熱カーテンの比較
まとめると以下のようになります。
項目 | 遮光カーテン | 遮熱レース |
---|---|---|
主な効果 | 光を遮り、室内を暗くできる | 熱を遮り、冷暖房効率を高める |
メリット | ・安眠しやすい ・プライバシー性が高い ・ホームシアターに最適 | ・夏の暑さ対策 ・冬の冷気を軽減 ・自然光を取り入れられる |
デメリット | ・朝起きにくい ・昼間も暗い ・体内時計が乱れやすい | ・光は通すので眩しい ・夜は透けやすい ・完全断熱ではない |
おすすめの人 | 夜勤の方、シアタールーム、眩しさに敏感な方 | 夏の暑さが気になる人、自然光を活かしたい人 |
賢い組み合わせ方(シーン別)

では、どうすれば快適に過ごせるのか?
カーテンは「単品」ではなく「組み合わせ」で考えるのが正解です。
夏の昼間
- 遮熱レースで熱をブロック+普通のドレープ
- 👉「冬温夏涼+S」遮熱・断熱タイプ
冬の夜
- 遮光カーテンで冷気をシャットアウト+厚手レースで保温
- 👉遮光率99.99% 3層構造 遮光カーテン
健康的な目覚めが欲しい人
- 遮光2級・3級+レースを活用
- ほんのり光を通す3級遮光カーテン
完全に暗くしたい人
- 遮光1級+厚手レース
つまり、光をコントロールするのが遮光/熱をコントロールするのが遮熱と覚えておけば失敗しません。
健康的に目覚めたい人におすすめの工夫

「朝日で気持ちよく目覚めたいけど、外の光も気になる」
そんな方にはこんな工夫がおすすめです。
これなら「眠りの質」と「目覚めの快適さ」を両立できます。
まとめ

遮光カーテンは確かに便利ですが、万人にとっての正解ではないんです。
「朝日で自然に目覚めたい」
「健康的な生活リズムを大事にしたい」
という方は、遮光等級を工夫したり遮熱レースと組み合わせてみてください。
- 遮光=光を遮る
- 遮熱=熱を遮る
この違いを知って選ぶだけで、寝室はもっと快適になりますよ✨
✅ この記事を読んで「うちの寝室はどんなカーテンが合うかな?」
と考えた方は、ぜひこちらの記事もチェックしてみてください👇
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