ワンルームだから電気代は安い?
そう思っていませんか?
確かに部屋の面積は小さいですが、実は古いエアコンを使っていると電気代は想像以上に高くなることがあります。
さらに、2027年にはエアコンの省エネ基準が大きく変わり、今のように「安さだけで選ぶ」ことができなくなるかもしれません。
ワンルームでの暮らしを快適に、そして無駄な出費を減らすためには、エアコン選びと省エネ対策がとても重要です。
小さな部屋ほど効率が落ちやすい理由
ワンルームは面積が小さいから冷暖房が効きやすいと思われがちですが、実際には条件次第で効率が大きく下がることがあります。
- 最上階や西向きの部屋
- 夏は屋根や外壁の熱が直接伝わり、冷房負荷が一気に増える。
- 仕切りがない間取り
- キッチンの熱や湿気が部屋全体に広がり、冷暖房が追いつかない。
- 家電の発熱
- パソコンやテレビなどから出る熱がこもりやすい。
- 窓の断熱不足
- カーテンが薄いと外気の影響を受けやすく、効率ダウンにつながる。
つまり、小さな部屋でも条件次第で電気代は大きく変わるというわけです。
2027年、省エネ基準の変更
2027年4月からエアコンの省エネ基準が変わります。
省エネ基準を満たさないモデルは販売できなくなり、低価格の機種は市場から減少する見込みです。
結果的に、効率重視のモデルが主流になります。
ただ、効率を重視したモデルは合わせて高性能なモデルでもあります。
それは商品価格も高くなることを意味します。
10年以上前のエアコンをお使いの方
現在販売中の安価なエアコンでも省エネ達成率は約87%です。
この数値は2027年の省エネ目標に対しての達成率なので10年前のエアコンと比べるとかなり省エネ効果は期待できます。
その安価なエアコンは2027年からは販売できなくなる可能性が高いので、少しでも安く買い替えたい方は、遅くとも2026年には買い替えが必要になります。
10年前のエアコンと今のエアコンを比較
ダイキンで商品比較、ワンルーム6畳用の差
👉 年間で約1万円、5年間で約5万円の差。
「まだ動くから」で使い続けると、本体代金以上に損するケースもあります。
他メーカーも同水準
パナソニック・三菱・日立など、6畳用のスタンダード機も省エネ基準達成率は約87%前後。
つまり「どのメーカーでも最新の標準モデルを選べば、省エネ効果はしっかり出る」と言えます。
ワンルームにおすすめの選び方
- スタンダード機で十分:価格と性能のバランスが良い
- 静音&清潔機能:狭い部屋ほど実感できる
- 設置性:梁・カーテンBOX・室外機置場を事前確認
各メーカーの特徴
- ダイキン Eシリーズ:高さ25㎝のコンパクトモデル
- パナソニック Jシリーズ:価格と性能のバランスが良
- 三菱 AXVシリーズ:安価でも「ムーブアイ」搭載
- 日立 AJシリーズ:シンプルな機能で操作も簡単
今すぐできる省エネ対策(ワンルーム編)
エアコンをより効率よく運転するために次のような対策をする事で電気代の節約にもつながります。
- 厚手や遮光カーテンで熱を遮断
- サーキュレーターで空気を循環
- 月1回のフィルター掃除
- 室外機の日よけ・風通し確保
- 自動運転で効率運転(入切を減らす)
まとめ
2027年からはエアコン市場が激変する可能性があります。
ワンルームだから故障するまでは大丈夫と思っているとランニングコストの増加で結果的に損する事も多く考えれれます。
周りが慌てだしても「自分は大丈夫」と言えるように早めに対策しておきましょう
- ワンルーム=電気代が安い、は間違い
- 古いエアコンは5年で5万円の損になることも
- 2027年以降は低効率機種が市場から消える
- 最新のスタンダード機+小ワザで快適&節約を両立できる