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マルチエアコンは買い替え時?2027年問題を機に見直したい理由

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今回は「マルチエアコン」についてじっくりお話しします。

このテーマ、実は意外と知られていませんが、家の構造やライフスタイルによって
「最適な選択」がまったく違うんです。

「マルチエアコンって何が良いの?」
「今のうちに普通のエアコンへ替えた方がいいの?」

そんな疑問を持つ方に向けて、この記事では
仕組み・メリット・デメリット・買い替え判断のポイント
実際の現場経験をもとに分かりやすくまとめました。

マルチエアコンとは?仕組みを簡単に

マルチエアコンとは、1台の室外機で複数の室内機を運転できるタイプのエアコンです。

たとえば3LDKの家なら、リビング・寝室・子ども部屋の3台の室内機を
1台の室外機で動かすことができます。

見た目はスッキリしていて、ベランダのスペースも広く使えるのが大きなメリット。

特にマンションなどで「室外機を置く場所が1か所しかない」という場合、
マルチエアコンは構造的に最適解になります。

マルチエアコンが2027年問題の対象外な理由

2027年4月からは、家庭用ルームエアコンの省エネ基準が大きく引き上げられます。

ただし、マルチエアコンは「商業・業務用設備」として分類されているため、
この新しい省エネ基準の対象外です。

つまり、「マルチを使っているから2027年以降に使えなくなる」という心配は不要です。

しかし、ここで注意が必要です。

対象外とはいえ、マルチエアコンは構造が特殊なため、
新製品の開発ペースが遅いという現実があります。

その結果、最新の省エネ機能やAI運転、換気機能などが
通常エアコンに比べて遅れてしまうのです。

マルチエアコンのメリット

  • ベランダや外壁がスッキリ
     → 室外機が1台なので景観が良く、掃除もしやすい。
  • 複数部屋を一括管理できる
     → 家全体で冷暖房効率を調整しやすい。
  • 新築・分譲マンションでは標準仕様のことも多い
     → 設計段階で専用配管が仕込まれているケースがほとんど。

このように、見た目のスッキリさと一体感はマルチならではの魅力です。

マルチエアコンのデメリット(ここが一番重要)

ただし、メリットよりもデメリットの方が生活に直結することが多いのが現実です。

① 室外機が壊れると全室使えなくなる

1台の室外機で全室を動かしているため、
もしその室外機が故障すると、家中のエアコンが一度に止まります。

真夏にこれを経験すると、かなりキツいです…。
修理対応も特殊部品になるため、即日対応できないこともあります。

② 同時運転で冷暖房能力が下がる

3台の室内機を同時に使うと、1台あたりの出力が分散され、
風量や冷暖房効果が落ちることがあります。
結果、設定温度を下げて使うようになり、電気代が高くなる傾向も。

③ 普通のエアコンより機能が少ない

マルチタイプはラインナップが少なく、
「AI快適運転」「換気」「加湿」「自動清掃」などの
最新機能が搭載されていない機種がほとんどです。

④ 取扱店が少なく、価格も高め

家電量販店では取扱いが限られ、取り寄せになることが多いです。
さらに、配管ルートが複雑なため工事費が割高になります。

⑤ 故障リスクと修理コストの高さ

室外機が高圧配管を何本も抱えているため、
構造が複雑で修理費も高額になる傾向があります。
長期的に見て、メンテナンスコストがかかりやすいのです。

一戸建ての場合:普通エアコンへの買い替えがおすすめ

一戸建てなら、ベランダや外壁の配置を工夫すれば
2段架台などを使って室外機を上下に設置することが可能です。

これで「見た目スッキリ+独立運転」が両立できます。

普通のルームエアコンにすれば、

  • 機能の選択肢が豊富
  • 故障リスクが分散
  • 省エネ基準を満たしたモデルが豊富

という大きなメリットが得られます。

特に2027年問題前の今は、最新機種が値下がりしやすい時期。

買い替えを検討するにはベストタイミングです。

分譲マンションの場合:構造上マルチしか選べないことも

ここが一番誤解されやすい部分です。

マンションでは、マルチエアコンしか取付できない構造の物件があります。

理由は以下の通り????

  • ベランダに室外機を置けるスペースが1か所しかない
  • 配管が壁の中に埋め込まれている(専用設計)
  • 外壁を貫通する穴を増やせない

この場合、普通のエアコンに変更するのはほぼ不可能です。

無理にやろうとすると大規模リフォームが必要になります。

ただし、例外もあります。

外壁に余裕がある場合は「2段置き架台」を設置して
室外機を上下に並べることができるケースもあります。

このあたりは、電気工事業者やリフォーム会社に現地調査を依頼して判断しましょう。

賃貸マンションの場合:現状維持+メンテナンス重視

賃貸ではマルチエアコンを入れ替えること自体が難しいため、
「今ある機器を長持ちさせる」方向で考えるのがベストです。

具体的には、

  • 年に1回の業者クリーニング
  • フィルター掃除の徹底
  • 室外機周りをふさがない

これだけでも、寿命をグッと延ばせます。

実際の現場で感じること

私が内装・設備の現場で見てきた印象では、
マルチエアコンが本当に必要な人は意外と少ないです。

構造的に仕方なくマルチを選んでいる方が大半で、
「スペースのために仕方なく」というケースが多い。

逆に、一戸建てやリフォームで自由に選べる方には
「独立型のエアコン」を強くおすすめします。

まとめ:マルチエアコンは“構造上の選択肢”であり“理想の選択肢”ではない

マルチエアコンは確かに便利に見えますが、
一度壊れると全室止まるリスク・機能制限・修理コストを考えると、
普通のルームエアコンの方が長期的には安心です。

ただし、マンションの構造上マルチしか無理な場合もあるので、
「無理に変えようとせず、まずは専門業者に確認する」ことが大切です。

????行動のステップ

  1. ご自宅の構造(配管経路・室外機置場)を確認
  2. 街の電気屋さん or リフォーム会社に現地調査依頼
  3. 複数見積もりでコスト比較(タウンライフリフォームがおすすめ)

???? マルチから普通エアコンへの切り替えが可能か?

【無料】リフォームの見積り比較サイト【タウンライフリフォーム】

2027年問題は、マルチエアコンユーザーにとっても
「見直すチャンス」です。

構造的にマルチがベストな人もいれば、
少し工夫すれば普通エアコンに変えられる人もいます。

この記事が、あなたの住まいに合った最適な選択を
見つけるきっかけになればうれしいです。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではまた!