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10年前のエアコンと今の電気代は同じ?意外な省エネの真実

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「新しいエアコンのほうが電気代が安い」と思っていませんか?

でも実は、10年前と今の電気代はほとんど変わっていないんです。

今回は、実際のカタログデータをもとにその真実を解説します。

読んだあとには、「本当に買い替えるべき理由」がきっと変わるはずです。

この記事で分かること

  • 10年前と今のエアコンで電気代が本当に変わらない理由
  • EシリーズとRXシリーズの実際の比較データ
  • 最新エアコンが進化した「快適性・清潔性・スマート性」
  • 高機能エアコンが高くて迷っている人への現実的な選び方のヒント

電気代の指標 年間消費電力量とは?

エアコンのカタログに記載されている「年間消費電力量(期間消費電力量合計)」とは、
冷房・暖房をそれぞれ1年間にどのくらい使用したと想定したときの年間の電気使用量(kWh)を示す値です。
この数値が小さいほど、省エネ性能が高く、電気代が安くなります。

たとえば「717kWh」と書かれていれば、
電気代31円/kWhで計算すると年間約22,227円ほどの電気代になります。
(※実際の使用時間や部屋の断熱性能によって前後します)

✅ 覚えておこう!「期間消費電力量=1年間の目安電気代の基準」です。

本当に省エネ?Eシリーズで比較してみた

まずはダイキンの普及モデル(一番安価な商品)「Eシリーズ(6畳用・2.2kW)」で比較してみましょう
これはカタログを抜粋したものです。👇

電気代の目安はカタログの左下(消費電力量期間合計)になります。

※電気代は 31円/kWh 換算。価格は税抜のメーカー希望小売価格。
年式型番年間消費電力量APF定価(税抜)
2015年製S22STES-W717 kWh/年5.8オープン価格(実売5〜6万円前後)
2025年製S225ATES-W717 kWh/年5.8オープン価格(実売6〜7万円前後)
差(2025−2015)±0 kWh/年(変化なし)±0価格1万円程度

この表を見ても分かる通り、
なんと、10年経っても数字はまったく同じ。

つまり、「新しい=電気代が安い」は必ずしも正しくないということなんです。

価格差はどうか?

Eシリーズはオープン価格なので、販売店によって価格差はありますが、私の経験上の感覚でお伝えすると、10年前と比べて販売価格が10,000円程度UPしてると思います。

総合的に判断すると

省エネ効率を高めると価格が上がってしまうので、Eシリーズは価格重視の商品として、省エネ効率に関しては10年前と同じ基準を維持した商品と言えます。

2027年にはEシリーズが消滅?

2027年4月からは省エネ基準に満たせてない商品は販売が出来ません。

Eシリーズは基準の87%しか達成できていないので2026年モデルが最後になる可能性があります。

安価な商品をお求めの方は在庫不足になる前に2026年モデルを買う事をおススメします。(2026年2月頃発売予定)

最上位モデル(うるさらRX)ではどうか?

「じゃあ最上位モデルならもっと省エネなのでは?」
と思いますよね。

こちらはダイキンの最上位クラス「うるさらRXシリーズ」で比較してみましょう。

Eシリーズと同じようにカタログを抜粋してみます👇

結論:省エネ(APF・年間消費)は微改善ですが、価格差は大きめ。省エネ回収目的だけなら買い替えの費用対効果は限定的です。

※電気代は 31円/kWh 換算。価格は税抜のメーカー希望小売価格。
年式型番年間消費電力量APF定価(税抜)
2015年製S22STRXS-W630 kWh/年6.7340,000円
2025年製S225ATRS-W603 kWh/年6.9450,000円
差(2025−2015)-27 kWh/年(約837円/年)+0.2+110,000円

表まとめ

  • 電気代の差:約837円/年(31円×27kWh)
  • APF(効率)は約3%アップ
  • 定価は+110,000円

つまり、10年での電気代差は約7,200円に対し、本体価格差は10万円以上。
➡ 「省エネ」という点だけでは買い替え費用を回収するのは難しいことが分かります。

エアコンの省エネ技術は、実は10年前にすでに完成形に達していたんですね。

ただし、2025年モデルでは

  • 加湿・除湿性能の強化
  • スマホ操作対応
  • 室外機の静音化
    など、快適性と機能性は大幅に向上しています。

なぜ10年経っても電気代が変わらないのか?

理由は3つあります👇

(1) 普及モデルは価格優先

Eシリーズのような普及機は、
「手頃な価格で基本性能を確保する」ことを目的に設計されています。

結果、10年前とほぼ同じAPF・消費電力が続いているんです。

(2) 上位モデルはすでに高効率化済み

RXシリーズは10年前からAPF6.7を達成しており、
物理的な改善余地が少ないほどの高効率になっていました。

(3) メーカーの進化の方向が変わった

近年の進化ポイントは、省エネよりも「快適性・清潔性・賢さ」
つまり「暮らしを良くする」方向へ進化したんです。

今のエアコンが進化した3つのポイント

① 清潔性:カビを防ぐ構造へ

  • 内部クリーン運転でカビの発生を抑制
  • 自動フィルター掃除機能でお手入れ簡単
  • 防カビコートで空気をより清潔に

➡ 電気代は同じでも「健康面の安心感」は大きく進化しました。

② 耐久性:長く清潔に使える設計

  • 熱交換器に防錆処理
  • 自己診断機能でトラブルを未然に防止
  • 室外機も高耐候塗装で長寿命化

長く使える=結果的に省エネという考え方が主流になっています。

③ スマート化:使い方で省エネを生む時代

  • スマホアプリで操作・遠隔管理
  • AIが学習して自動最適運転
  • 無駄な運転を減らし、実質的な省エネ効果を実現

➡ 数字の省エネより「頭の良さ」でムダを減らす方向へ。

とはいえ、高機能モデルは高い…という人へ

確かに、上位モデルは20〜30万円台と高価です。
「電気代も変わらないなら、そこまで出せない」と感じる方も多いですよね。

でも、工夫すれば無理なく快適さを上げる方法もあります。

💡 無理せず快適にする3つの方法

① 中位クラスを選ぶ

Eシリーズより少し上の
「AXシリーズ」や「Gシリーズ」なら、
内部クリーンや自動お掃除運転が搭載されており、6畳用で価格は10万円台前半。

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② 使い方で“体感省エネ”を作る

  • 内部クリーンを毎回ONに設定
  • フィルターを月1で掃除
  • 設定温度を冷房27℃/暖房20℃に固定

これだけで年間数千円の節約が可能です。

③ 買い替えタイミングを狙う

春・秋のオフシーズンは在庫処分セールが多く、
同じ機種でも2〜3万円安く手に入ることも。

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タイプ別おすすめモデルまとめ

目的や住まいの環境によって、選ぶべきシリーズは変わります。

下の表を参考に、自分に合ったタイプを見つけてみましょう。

タイプおすすめシリーズ特徴
価格重視派Eシリーズコスパ重視。とにかく安く抑えたい人向け
バランス派AXシリーズ / GXシリーズ快適さと価格のバランスが良い
上質志向派RXシリーズ(うるさらX)加湿・除湿・AI運転で快適性最上級
設置制限あり派CXシリーズ(高さ25cm以下)下り天井や梁下にも対応可
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7. 結論|電気代は同じでも、暮らしは変わる

✅ 同じシリーズなら電気代はほぼ同じ。
✅ 進化したのは「清潔・長持ち・賢さ」。
✅ 買い替えは“電気代の節約”ではなく“生活の質向上”のため。

8. まとめ

電気代が変わらなくても、空気の質と快適さはまるで違う。

新しいエアコンは「電気代を減らす」より、
あなたの時間と空気を快適にする家電になっています。

それが今のエアコンに買い替える本当の理由です。

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