2027年でも安いエアコンはある?低価格モデルをプロが予想

「2027年になると、安いエアコンがなくなる」
そんな話を聞いて、
「じゃあ6畳用でも10万円以上するの?」
「今のうちに買っておいたほうがいい?」
「2027年になっても安い機種はあるんじゃないの?」
と気になっている方も多いと思います。
結論からいうと、2027年になっても安いエアコンが完全になくなるとは考えにくいです。
実際、すでに2027年度の省エネ基準を達成した比較的低価格帯を狙った製品も登場しています。
ただし、これまでのように「とにかく安い国内メーカーのベーシックモデル」を簡単に選べる状況は変わってくる可能性があります。
私は住宅設備の仕事で20年以上、エアコンの販売・施工に携わっています。
この記事では、2027年のエアコン市場がどうなりそうなのか、現在分かっている情報と現場で入ってきている情報をもとに解説します。
※この記事は2026年9月時点の情報をもとにしています。2027年モデルの価格や商品構成について、まだ正式発表されていないものは予想として記載しています。
2027年でも安いエアコンはある?

まず一番気になるところですが、私は「安いエアコン自体は2027年にも残る可能性が高い」と考えています。
ただし、
「安いエアコン=今までと同じ国内メーカーの最廉価モデル」
とは限りません。
2027年度を目標年度とする新しい省エネ基準では、4.0kW以下の壁掛けエアコンについてAPF6.6という目標基準値が設定されています。
そのため、現在販売されている低価格帯モデルの中には、新しい基準との差が大きい製品もあります。
一方で、すでにハイセンスからは2027年度省エネ基準を100%達成したモデルが登場しています。
つまり、
「2027年の省エネ基準=安いエアコンが作れない」
というわけではありません。
問題は、各メーカーがどのような商品構成と価格で2027年モデルを出してくるのかです。
なぜ2027年から安いエアコンが減ると言われている?
2027年度から家庭用エアコンの省エネ基準が変わります。
特にこれまで低価格帯を支えてきたベーシックモデルにとっては、省エネ性能を高めるための商品設計の変更が必要になる可能性があります。
その結果、
- 室内機や室外機が大きくなる可能性がある
- 熱交換器などの部品構成が変わる
- 省エネ対応によって製造コストが上がる可能性がある
- これまでの低価格モデルの商品構成が変わる可能性がある
といったことが考えられます。
ただし、ここで注意したいのが、
「2027年になった瞬間、基準を満たしていないエアコンがすべて販売できなくなる」わけではない
という点です。
このあたりを詳しく説明すると長くなるため、2027年問題そのものについては別の記事で詳しく解説しています。
👉「2027年エアコンは値上げ?価格高騰と省エネ基準をプロが解説」
2027年でも安く買える可能性があるエアコン

では実際に、2027年に安いエアコンを探すならどんな商品が候補になるのでしょうか。
現時点では、大きく4つの選択肢が考えられます。
| 選択肢 | 価格の期待度 | 注意点 |
|---|---|---|
| 国内メーカーのベーシックモデル | △ | 2027年モデルは価格上昇の可能性あり |
| ハイセンス・ハイアールなど | ◎ | 現時点ではネット流通量がまだ少ない |
| 2026年モデルの在庫品 | ○ | 安くなる前に在庫切れになる可能性あり |
| 量販店・ネット限定モデル | ○ | 本体価格だけでなく工事費・保証も比較 |
① 国内メーカーの新しいベーシックモデル
まずはダイキン・三菱電機・パナソニック・日立など、国内メーカーがどのようなベーシックモデルを出してくるかです。
ここはまだ分からない部分が多くあります。
ただ、私が仕事で得ている情報を見る限り、これまでの最廉価モデルと同じ価格水準を維持するのは簡単ではなさそうです。
実際、すでに2026年モデルから2027年モデルへの切り替えに向けた動きは始まっています。
そのため、
「2027年になっても国内メーカーの6畳用が今までと同じ価格で普通に買える」
とは考えないほうがいいでしょう。
② ハイセンスなど海外メーカー
ここで注目したいのが海外メーカーです。
特にハイセンスは、すでに2027年度省エネ基準達成率100%のSHシリーズを展開しています。
6畳クラスの2.2kWモデルでもAPF6.6を達成しています。
これはかなり重要です。
なぜなら、
「2027年度基準をクリアしながら低価格帯を狙う」
という商品が実際に登場しているからです。
2027年以降、「安いエアコンを探す」という場合、国内メーカーだけでなく海外メーカーまで比較する人が増える可能性があります。
2027年度省エネ基準を達成した低価格モデルを探している方は、現在の販売価格を一度確認してみてください👇
③ 2026年モデルの型落ち・在庫品
もう一つ狙い目になる可能性があるのが、2026年モデルです。
ただし、ここには注意点があります。
2026年9月現在、私の仕事でもすでに2027年モデルへの切り替えに向けた動きが始まっています。
そのため、
「2027年になれば2026年モデルが型落ちになってもっと安くなるだろう」
と考えるのは少し危険です。
安くなる前に希望する機種がなくなる可能性があるからです。
特に6畳用など需要の多いモデルは、在庫状況を確認しながら判断したほうがいいでしょう。
ここだけは読んでほしい
「2027年まで待てば、2026年モデルがもっと安くなる」とは限りません。
特に6畳用など需要の多いモデルは、値下がりする前に在庫がなくなる可能性があります。 価格だけでなく、「希望する機種がまだ買えるか」も確認して判断しましょう。

④ 家電量販店やネットショップの低価格モデル
もう一つ注目しているのが、家電量販店やネットショップです。
2027年になってエアコン価格が全体的に上がった場合、
「とにかく安いエアコンが欲しい」
という需要がなくなるわけではありません。
むしろ増える可能性があります。
そうなれば、量販店側も低価格モデルを用意したり、特定メーカーの商品を大量に確保したりする可能性があります。
2027年のエアコン市場は、
メーカー希望価格だけでなく、量販店やネットショップがどんな商品を確保するか
にも注目したほうがいいと思います。
2027年のエアコン価格はいくらになる?
これは現時点では断定できません。
2027年モデルの正式な価格がすべて発表されているわけではないからです。
ただ、現場で入ってきている情報を見る限り、国内メーカーのベーシックモデルについてはかなり価格が上がる可能性を考えておいたほうがいいと感じています。
特に6畳用です。
これまでエアコンは、
「6畳用なら安いのでいい」
という選び方をされることが非常に多い商品でした。
ところが2027年以降は、
国内メーカーを選ぶのか、海外メーカーまで含めるのか
によって購入価格にかなり差が出る市場になるかもしれません。
ここについては各メーカーの2027年モデルが正式発表されれば、この記事でも随時更新していきます。
2027年は「安さだけ」でエアコンを選ばない
ただし、価格が上がるからといって、一番安いエアコンだけを探すのもおすすめしません。
エアコンは本体を買って終わりの商品ではないからです。
見るべきなのは、
- 本体価格
- 電気代
- 標準工事費
- 追加工事費
- 保証内容
- 故障時の修理対応
まで含めた総額です。
例えば本体価格が1万円安くても、工事費や保証を含めると逆に高くなることがあります。
また、省エネ性能が違えば購入後の電気代にも差が出ます。
特にリビングなど使用時間の長いエアコンは、購入価格だけで決めないほうがいいでしょう。
【内部リンク③】
👉「10年前のエアコンと今のエアコン、電気代はどれくらい違う?」
2026年のうちに買ったほうがいい人

では、2027年まで待たずに買ったほうがいいのでしょうか。
私は全員が急いで買う必要はないと思っています。
ただし、
2026年モデルを一度チェックしておきたい人
- 今のエアコンを10年以上使っている
- 最近、冷えが悪い・異音がするなど不調がある
- 2027年に買い替える予定がある
- 2台以上まとめて交換する予定がある
- できるだけ初期費用を抑えたい
こういった方は、2026年モデルが選べるうちに一度価格を確認しておく価値があります。
逆に、現在使っているエアコンがまだ新しく、特に不具合もないのであれば、無理に2026年中に交換する必要はありません。
2027年になれば、新しい省エネ基準に対応したモデルの選択肢も増えてきます。
大切なのは、
「2027年になるから買う」ではなく、自分のエアコンの状態と価格を見て判断することです。
2027年でも安くエアコンを買う方法
2027年以降に少しでも安く購入するなら、メーカーを最初から1社に絞らないことが重要になりそうです。
| 買い方 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 2026年モデルを狙う | 価格を抑えやすい | 在庫がなくなる可能性がある |
| 海外メーカーも比較 | 低価格モデルが見つかる可能性がある | 販売店・流通量を確認 |
| 量販店で比較 | 工事・保証込みで分かりやすい | 本体価格だけでは比較しにくい |
| ネットショップで比較 | 本体価格が安いことが多い | 工事費・追加費用を必ず確認 |
国内メーカーだけでなく海外メーカーも比較する。
型落ち品が残っていれば候補に入れる。
量販店とネットショップを比較する。
そして、本体価格だけではなく工事費・保証まで含めて比較する。
この4つだけでも選択肢はかなり広がります。
ネットで購入する場合は特に、
「本体が安かったから買ったものの、工事費を合わせると高かった」
ということにならないよう注意してください。
価格だけでなく保証も比較したい方はこちらの記事も参考にしてください。

2026年モデルがまだ選べるうちに、6畳用の現在価格をチェックしておきましょう👇
まとめ|2027年でも安いエアコンはある。ただし選び方は変わる
| こんな人 | おすすめの考え方 |
|---|---|
| とにかく安く買いたい | 2026年モデルの在庫を確認 |
| 2027年モデルを待ちたい | 新基準対応の低価格モデルを比較 |
| 国内メーカーにこだわる | 価格上昇を見込んで早めに比較 |
| メーカーにこだわらない | ハイセンス・ハイアールも候補 |
2027年になっても、安いエアコンが完全になくなるとは考えにくいです。
実際、すでに2027年度の省エネ基準を達成した製品も登場しています。
ただし、
「国内メーカーの一番安いモデルを選んでおけば5〜7万円程度で買える」
という、これまで当たり前だった選び方は変わる可能性があります。
2027年以降は、
国内メーカー・海外メーカー・型落ち品・量販店モデルを比較して選ぶ。
そんな買い方が今まで以上に重要になるでしょう。
そして、2026年モデルについても「2027年になれば型落ちで安くなる」と決めつけず、在庫状況を確認しながら判断してください。
2027年のエアコン価格や省エネ基準について詳しく知りたい方は、こちらの記事でまとめています。
👉「2027年エアコンは値上げ?価格高騰と省エネ基準をプロが解説」
今後、各メーカーの2027年モデルや価格が正式に分かり次第、この記事も随時更新していきます。








